ピルの内服により、月経に伴う様々なトラブル(月経痛、月経過多、月経前症候群、ニキビなど)を改善することが出来ます。(保険治療)
また高い避妊効果を得ることも可能です(自費治療)。当院では以下の低用量ピルの処方が可能です。
月経困難症・月経前症候群(保険適応)
ルナベル(LD、ULD)
ヤ―ズ
避妊(自費)
シンフェーズ(28)
トリキュラー(21)
その他の適応
緊急避妊・月経をずらしたい(旅行や受験)など、詳しくは直接ご相談ください。
ピルに関するよくあるご質問
Q
ピルを飲むと性感染症にもかからないのですか?
A
ピルには性感染症の予防効果はありません。避妊効果が得られるからと言ってコンドームの使用をしなかったり、多くのパートナーと性交渉を持ったりすることで、性感染症を蔓延させることにもつながります。
Q
ピルは誰でも内服出来ますか?
A
以下の人はピルを内服することはできません。詳しくはご相談ください。
- 乳がん・子宮頸がん・子宮体がんがある
- 35歳以上で1日15本以上タバコを吸う
- 前兆を伴う片頭痛がある
- 血液が固まりやすい
- 肝機能異常がある
- 妊娠中または授乳中
- 出産後4週間以内
- 4週間以内に手術予定がある
- 術後2週間以内
- 高血圧症
- 原因不明の性器出血がある
Q
診療を受けずにピルを処方してほしいのですが?
A
ピルのみの処方は致しかねます。診察を受けてください。
Q
将来妊娠を希望した場合、どうすればいいですか?
A
ピルの服用を止めて、排卵の状態をみながら確認していきます。
Q
ピルの副作用について
A
・ 一番重要な副作用は、血栓症(エコノミー症候群など)です。卵胞ホルモンには血液を固まらせる作用があるため血の固まりが出来やすくなります。
・ 悪心、不正出血、乳房の張りなどの副作用が3割の方に見られます。症状によってピルの種類などを変更し、状態をみていきます。